
春は「肝:かん」の季節です
春眠暁を覚えず。巷には陽気が満ちて朝はいつまでも寝ていたい、そんな季節ですね。
4月は新年度という事もあり、気持ちも新たに新生活を始められている方も多かったのではないでしょうか?
その反面、気温や生活環境の変化、あるいは責任の増加など、外部からのストレスによって体調を崩しやすいのが5月です。
ストレスからくる体の不調は、東洋医学における「肝」(=怒り)の異常として現れます。
具体的には訳も無くイライラしやすい、眠れない、気分が重いといった症状が出やすくなります。
ここで注意していただきたいのは、甘みの強い菓子や甘いジュースなど、糖分の高い食べ物を摂り過ぎ無い事です。
甘みの強い食物は一時的に満足感が得られますが、血糖値の乱高下と低血糖状態を招きやすく、結果としてイライラや慢性的な倦怠感、栄養の偏りを助長しかねません。
そのためお菓子やジュースが手放せなくなる事もしばしばです。
東洋医学では昔から「肝」の異常がある時は、酸味のある食べ物を摂るといいと言われています。酸味は「肝」に入り、「肝」の働きを整える役割をします。
また疲れているなと感じたらスポーツで体を動かしたり、好きな音楽を聞いたりなど、こまめに気分転換をしてみてはいかがでしょうか?お大事にしてください。