
歩く姿は百合の花

以前、「立てば芍薬、座れば牡丹」の芍薬・牡丹が漢方薬の原料であり、血の流れを良くする働きがあるので、生理痛や生理不順の治療によく用いられることをお話ししました。今回は百合です。
百合(ビャクゴウと呼ぶ)も漢方薬の原料ですが、根の部分を使います。これは鼻や気管の炎症を抑え、痰を鎮め咳を止める働きがあります。およそ女性の病気とは無縁の(男性的な?)作用なので、百合にはさぞかし女性らしい働きがあるのでは、と思った方はがっかりでしょうが、本当は強い女性の姿を言い当てたものかもしれませんよ??