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冬に縁のある生薬

今回は冬に縁のある玄武湯(真武湯)をご紹介します。

ちょうど今の時期を新春といいますが、暦の上では冬です。
1月5日頃に小寒。
そして1月20日頃に大寒を迎えます。
一年で最も寒い季節に当たります。

東洋医学と関連の深い五行説では、冬に相当するのは北の方角であり、その象徴が玄武です。
玄武とは想像上の動物で北の方角を司るといいます。
キトラ古墳の壁画に描かれている亀の絵をごらんになったことがあるかもしれません。
あれが玄武です。

この玄武にちなんだお薬が玄武湯です。
でも今は真武湯と呼ばれています。
元々は玄武湯と呼ばれていた真武湯。
なぜ真武湯と呼ぶようになったのか?
それは古代中国の皇帝に遠慮して名前を真武湯と代えたためと言われています。

真武湯はちょうど冬に処方する機会が多くなるお薬です。
冷えが強く、尿が出にくく、下痢をして、めまいがする。
そのような症状を改善するお薬です。
温める力の強い附子、余分な水分を出しやすくする茯苓などを含んでいます。