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暮らしと漢方

残り物には福がある!

皆さん、そろそろ暑苦しい季節がやってきますが、如何お過ごしですか?
冷たいビールに冷酒・・・ウーンたまらない!でも注意しなければいけないのは夏バテです。

さて、私たちが普段食べているお米ですが、
精米する前の玄米の状態を漢方では粳米(コウベイ)といいます。
効能は「補中益気(ホチュウエッキ)」「滋陰止渇(ジインシカツ)」。
胃腸の働きを強くしパワーをみなぎらせ、体の水分バランスを調える作用があります。

「えっ、私たち毎日ご飯を食べているけど疲れたり、熱中症になったりするけど変じゃない?」
と思う方もいるかも知れません。その通りです。
実は精米の過程で薬理作用のある大切な部分が糠としてぬけてしまっているのです!
お父さんの大好きな清酒も米から作りますが、じつはお酒よりも搾り取ったあとの粕に高い栄養(ペプチド・アミノ酸・ビタミン・酵母など)がある事が知られています。
この酒粕を溶かすと甘酒ができます。この甘酒は江戸時代から夏バテを防ぐ飲み物として愛用されていたぐらいで、脱水・ビタミン不足を補う"飲む点滴"とも言えます。

というわけで、お酒の残りカスに夏バテを解消する秘訣があるのです。
まさしく"残り物には福がある"ですね!是非試して見てください。