
花粉症の予防に
スギ花粉はどうして悪者になったのでしょうか。
もちろん環境汚染がその一因であることは疑う余地のないことです。でも環境汚染は一年中存在しているのに何でスギ花粉やヒノキ花粉なのでしょう。
私はこう考えています。
冬の気候によって目、鼻、気道の粘膜が傷害されて粘膜のバリアが壊れているところにアレルゲンが大量に飛んでくれば一気にアレルギーが完成です。
つまり冬の終わりに飛んでいる花粉が悪者になるのです。このため北海道ではカバノキ科のシラカンバや、ハンノキが花粉症のアレルゲンになっているのです。
「冬の間に粘膜面が損傷されないように保護」しておけばこの時期の花粉症はひどくならないのではないでしょうか。
冬に気管支の粘膜が乾燥と冷えにより荒れて、ハウスダストのアレルギーを起こした方がここ数年増えています。
咳き込みが止まらない、息苦しくなるという咳喘息が典型的です。この方方が昨年スギ花粉症を発症されました。冬の間に粘膜面が傷んだままのところに今度はスギ花粉でダブルパンチです。
この粘膜面の保護には喉・鼻・気管支にはマスクが一番のおすすめです。