神経症とは?
神経症性障害(単に神経症とも言います)にはいろいろな障害の類型があり,概ね下記のように分類されています。
神経症性障害の分類

神経症性障害は,身体的あるいは社会的にその人の生命や存在がおびやかされること,つまりいわゆる「ストレス」がかかることによって引き起こされます。一般に神経症性障害では,「ストレス」がかかったときに生ずる「不安」が根底にあります。「不安」はそのままの形で自覚されることもありますが,自律神経系を介するなど様々に形を変えた結果,身体症状として自覚されるような場合もあります。
神経症性障害は,一般に直接命にかかわるものではありませんが,症状が現れることによって日常生活に不快感や違和感,あるいは苦痛をもたらすようになるため,健康時と比べると生活の質が低下してしまいます。また,性格的な特徴が強く影響している場合には,慢性化したり治療が難しかったりする場合があります。
心身症とは?
自律神経系と内分泌系の症状が心理的要因で発生する障害を心身症と言います。身体に現れている症状だけを表面的に捉えれば,心身症と神経症とは区別がつきにくいかもしれません。しかし,心身症の場合には,神経症のように「ストレス」自体が身体症状に置き換えられて現れているわけではありません。心身症の場合,「ストレス」によってまず情動の変化が起こり,次にその情動の変化によって身体の有害な,あるいは不快な生理的反応が引き起こされ,さらには身体に現れた症状が固定化,慢性化,もしくは習慣化して障害が現れてきます。


