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暮らしと漢方

漢方クイズ3

漢方クイズ第3弾です。

Q1:次のうち、全体またはその一部分を漢方薬の材料として「用いない」野菜・くだものはどれでしょう。

「①ミカン」 「②ダイダイ」 「③キュウリ」 「④トウガン」 「⑤シソ」

A1 
正解は③キュウリです。
ミカンは、その皮を干したものを用います。これは陳皮(ちんぴ)といって、六君子湯(りっくんしとう)や補中益気湯(ほちゅうえっきとう)など、おなじみの漢方薬に含まれています。  
ダイダイ(橙)もミカンの一種ですが、これは枳実(きじつ)といって丸ごと用います。大柴胡湯、茯苓飲などに入っています。  
トウガン(冬瓜)は、実は種の部分(冬瓜子:トウガシ)を用いるのです。大黄牡丹皮湯(だいおうぼたんぴとう)や腸癰湯(ちょうようとう)などに入っています。  
シソ(紫蘇)は、香蘇散(こうそさん)や半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)、参蘇飲(じんそいん)など、たくさんの漢方薬に入っています。名前が処方に残っていますので、これはわかりやすかったかもしれません。  
なおキュウリは、普通は漢方では用いられませんが、夏野菜の代表で、この時期によく食されますね。キュウリには、解熱剤として古くから用いられている「アスピリン」に似た成分が含まれていますので、体を冷やす作用があるのです。
おいしい野菜なのですが、食べ過ぎて体を冷やさないように注意したいところです。