漢方クイズ2
ご好評にお応えして、第2弾を用意しました。ちょっと難しいですよ…。
Q1:漢方薬に健康保険が使えるようになったのは1967年ですが、当時はわずか4処方に限られていました。その4処方に含まれないものは次のどれでしょうか。
「①葛根湯」 「②十味敗毒湯」 「③五苓散」 「④桂枝茯苓丸」 「⑤当帰芍薬散」
A1
この中では、①③④⑤に比べて用いられることの少ない②と答えた方が多いかもしれません。何を隠そう、私も最初はそう思っていました。しかし、正解は④です。現在よく使用されるものが最初から認められていた、というわけではないのですね。
Q2:漢方薬の原料である生薬は、実は国内生産だけではまかないきれていません。国産品の割合は次のどれくらいでしょうか。
「①約60%」 「②約35%」 「③約10%」
A2
正解は③です。品目によっては、国産でまかなえるものもありますが、漢
方は日本独自の医学なのに、じつは薬の材料はほとんど海外(主に中 国)から
の輸入品なのですね。最近は値上がりも激しく、大切に使いたいものです。
Q3:漢方薬には、人参湯や補中益気湯など、人参(にんじん)が入っているものがいくつかあります。この人参は、スーパーなどで買う野菜のニンジンとはどう違うのでしょうか。
A3
漢方で用いる人参と野菜のニンジンとは、全く別の物です。ですから、い
くらニンジンジュースを飲んでも、ニンジンの煮物を食べても、漢方薬 のよう
な作用はまず期待できません。残念でした…!?