「だるさがとれない」「疲れやすい」
単に疲労がたまっているだけならばまだよいのですが、中には深刻な病気が隠れていることがあります。
その中でも比較的多いのが「甲状腺機能低下症」です。
甲状腺ホルモンは身体の新陳代謝を刺激するホルモンで、一言で言えば「体を元気にする」ホルモンです。
甲状腺ホルモンが少なくなると、身体に元気がなくなり、だるい、疲れやすいといった症状の他に、肌がカサカサする、髪が薄くなる、身体がむくむ、便秘気味になるなどの身体の異常や、物忘れが多くなる、気分が塞いでしまう、などの精神症状も出てきます。
甲状腺機能低下症は、血液検査でわかります。逆に言えば、血液検査をしない限りわかりません。上のような症状でお悩みの方は、一度甲状腺ホルモンの測定をお勧めします。
治療は、漢方薬でもよい場合も中にはありますが、ほとんどの場合は甲状腺ホルモンを内服してこれを補うことになります。詳しくは医師にお尋ねください。